はすれこ!メタレポート 2017年12月
お久しぶりです。
既に新年が明けて日が経ってしまいましたが、ハースストーン手動対戦結果記録ツールこと「はすれこ!」に登録された対戦データに基いて作成した、2017年12月のメタレポートをお送りします。
ユーザー数とマッチ数
10月中に対戦結果を登録したユーザー数:87
10月中に登録された対戦結果数:6170
ヒーロー使用率
12/8に「コボルトと秘宝の迷宮」がリリースされ、当然のことながら大きく環境が変化しました。
「凍てつく玉座の騎士団」環境はドルイド・プリースト・ローグの3クラスがトップを占めていましたが、「コボルトと秘宝の迷宮」以後はプリーストが他のヒーローから頭一つ抜けた形でトップに立ち、メイジ・ローグ・ウォーロックが後に続く形となっています。
プリーストがここまで人気を得ているのは、前環境でも猛威を奮っていたハイランダープリースト(ラザカスプリースト)やビッグプリーストが新環境でも相変わらず強力な上に、強力なアグロ対策能力を持つ「ダスクブレイカー」やコストを踏み倒す系カードの代表格「回廊漁り蟲」という明確なパワーカードを採用したドラゴンプリーストも強化された結果でしょう。新環境でも相変わらずプリーストは強力なまま推移しそうです。
ウォーロックは新カード「ヴォイドロード」と「肉食キューブ」を中核にしたキューブロックというハンドロック型の新デッキタイプが作られ、また前環境から徐々に勢いを増していたズーロックも「コボルトの司書」「卑俗なホムンクルス」「回廊漁り蟲」といったカードを手に入れたことから、ついにトップクラスの使用率を誇るクラスに返り咲きました。
ローグは、これも前環境の有力デッキだったテンポローグに、強力な手札補充手段である「エルフの吟遊楽人」と、「回廊漁り蟲」を追加した形のものが有力なデッキとして台頭しています。
そしてメイジは「アルネス」を入れてドローを強化した「回廊漁り蟲」入りテンポ型のメイジが、翡翠ドルイド・ハイランダープリースト・キューブロックといった低速デッキに比較的強く現在のメタに合っていること、そして比較的低コストで組めること、などの面で人気を博している様です。
「回廊漁り蟲」強いですよね(オチ)。
デッキタイプ(比率が2%以上のもの)
「はすれこ!」に登録された対戦相手のデッキタイプの情報を元にした、デッキタイプ毎の使用率の推測値です(登録されたデッキタイプの登場比率とヒーロー毎のマッチ数に基づいて推測したもの)。
テンポローグ | 13.4% |
---|---|
シークレットメイジ | 9.9% |
ハイランダープリースト | 9.8% |
ドラゴンプリースト | 8.5% |
キューブロック | 7.6% |
ミッドレンジハンター | 6.1% |
翡翠ドルイド | 5.5% |
マーロックパラディン | 4.8% |
ズーロック | 4.7% |
アグロドルイド | 3.4% |
アグロパラディン | 3.3% |
フェイスハンター | 3.0% |
進化シャーマン | 2.7% |
※プリーストの「コンボプリースト」「ミラクルプリースト」は、Track-o-botが判定したデッキタイプですが、今の分類的には「ハイランダープリースト」「ビッグプリースト」に含まれるものが多いのではないかと推測されます。
※「テンポローグ」は、Track-o-botが「ミラクルローグ」と判断したものを含みます。
※「アグロドルイド」には、Track-o-botが「トークンドルイド」と判断したものを含みます。
※「キューブロック」には、Track-o-botが「ハンドロック」と判断したものを含みます。
先月との比較では、テンポローグ・ドラゴンプリースト・シークレットメイジの増大、キューブロックの台頭、翡翠ドルイド・進化シャーマン・ズーロック等の減少が上げられます。
おわりに
来月以降も(時間があれば)メタレポートを公開していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いします。