はすれこ!メタレポート 2017年10月
お久しぶりです。
ハースストーン手動対戦結果記録ツールこと「はすれこ!」に登録された対戦データに基いて作成した、2017年10月のメタレポートをお送りします。
ユーザー数とマッチ数
10月中に対戦結果を登録したユーザー数:91
10月中に登録された対戦結果数:6470
ヒーロー使用率
今月も、先月に引き続いてプリーストが使用率でトップになりました。利用率も先月より0.5%程伸びています。いわゆる「ラザカスプリースト」(はすれこ!では「ハイランダープリースト」と表記)の人気は今も継続しており、その現環境下での人気こそが、このデッキの強さを証明していると言えます。ただ、10月下旬からは、ローグに使用率では抜かれ気味になっているのが気になるところではあります。
そのローグですが、先月と比較して顕著に伸びており、使用率では先月の12%から6%以上と大きく増えています。デッキとしては《ケレセス公爵》が入ったアグロローグが多く、デッキタイプの使用率ではラザカスプリーストとほぼ同率でした。《ケレセス公爵》さえ早いターンに出せれば有利に試合を進めることができる他、《冷血》による奇襲、《死角からの一刺し》《SI:7諜報員》による序盤のアグロ対策などの柔軟性を持ち合わせていることが、このデッキの強さになっているものと思われます。
また、ウォーロックも《ケレセス公爵》入りのズーロックが現環境で戦えることが知られた10月下旬頃から使用率が上がっており、今後更に伸びる可能性を感じさせます。
逆に比率を落としたのがハンターで、先月の14.3%から9%へと減っています。他のアグロと同程度の速度は持っているのですが、《ケレセス公爵》が入った他のアグロデッキとの戦いが辛くなるのが原因でしょうか。
そしてパラディンとウォリアーは、マーロックパラディンと海賊ウォリアーの弱体化の影響を受けて更に減少傾向にあります。現環境では巻き返しは厳しいかも知れません。
デッキタイプ(比率が2%以上のもの)
「はすれこ!」に登録された対戦相手のデッキタイプの情報を元にした、デッキタイプ毎の使用率の推測値です(登録されたデッキタイプの登場比率とヒーロー毎のマッチ数に基づいて推測したもの)。
アグロローグ | 14.36% |
---|---|
ハイランダープリースト | 14.35% |
翡翠ドルイド | 10.36% |
ズーロック | 8.22% |
ミッドレンジハンター | 8.10% |
進化シャーマン | 7.17% |
シークレットメイジ | 4.14% |
アグロドルイド | 3.97% |
ミラクルローグ | 3.01% |
ハンドロック | 2.93% |
マーロックパラディン | 2.59% |
クエストメイジ | 2.46% |
パイレーツウォリアー | 2.38% |
コントロールメイジ | 2.00% |
※プリーストの「ハイランダープリースト」は、Track-o-botが判定した「コンボプリースト」「ミラクルプリースト」を含みます。
※「アグロドルイド」には、Track-o-botが「トークンドルイド」も含みます。
今月は「ハイランダープリースト」・「アグロローグ」・「翡翠ドルイド」の三大Tier1デッキが先月と比べて更に増え、「ズーロック」が急上昇、そしてそれ以外のデッキは徐々に数を減らしている傾向が見られました。
環境末期が近付いていることもあってメタが成熟しつつあるとも言えますが、その中で(これまでは環境で冷遇されがちだった)「ズーロック」が増加傾向にあるのは興味深い動きだと思います。
おわりに
来月以降も(時間があれば)メタレポートを公開していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いします。