はすれこ!メタレポート 2017年4月
お久しぶりです。
ハースストーン手動対戦結果記録ツールこと「はすれこ!」に登録された対戦データに基いて作成した、2017年4月のメタレポートをお送りします。
ユーザー数とマッチ数
4月中に対戦結果を登録したユーザー数:100
4月中に登録された対戦結果数:10245
ヒーロー利用率
円グラフが一ヶ月単位での集計、折れ線グラフが1日単位での集計です。
4/7にリリースされた「大魔境ウンゴロ」、およびローテーションによる「ブラックロックマウンテン」「グランドトーナメント」「探検同盟」のスタンダード落ちによって環境が激変した結果、使用されるデッキタイプやヒーローも大きく変化する結果となりました。
変わらないものもありましたが(具体的には海賊ウォリアー)。
現在の環境で最も強力と言えるデッキタイプである「海賊ウォリアー」「クエスト(挑発)ウォリアー」を擁するウォリアーが今月も利用率でトップとなり、これも強力なデッキである「クエストローグ」を得たローグ、そしてこれらのデッキと対等に戦えるパワーを持つことが明らかになったハンターが、先月と比べて大幅な利用率の上昇を見せました。
特に前期までは全くの不人気だったハンターの復権は、フォーマットのローテーションが如何に環境を変化させるかということを象徴していると思います。
前期ではハンターと同じく不遇の時代を過ごしていたパラディンも、現環境ではアグロ・ミッドレンジで強力なデッキを組めるようになり、利用率を伸ばしています。特に月末にかけては日別で利用率のトップを取ることもあり、今後更に伸びていく勢いを感じさせます。
その一方でスタンダードローテーション以降で利用率が顕著に減ったのがウォーロック。「レノ・ジャクソン」のスタンダード落ちで「レノロック」が成立しなくなった一方、クエストカードを核にしたデッキが環境を変える程のパワーを持てていないことが原因として考えられます。
デッキタイプ(比率が2%以上のもの)
「はすれこ!」に登録された対戦相手のデッキタイプの情報を元にした、デッキタイプ毎の使用率の推測値です(登録されたデッキタイプの登場比率とヒーロー毎のマッチ数に基づいて推測したもの)。
※環境初期のため、デッキタイプの統計が上手く行っていない可能性があります。ご了承ください。
ミッドレンジハンター | 13.7% |
---|---|
パイレーツウォリアー | 10.8% |
ミラクルローグ | 8.6% |
クエストウォリアー | 7.9% |
クエストローグ | 6.9% |
マーロックパラディン | 6.1% |
フリーズメイジ | 4.6% |
翡翠ドルイド | 4.6% |
ドラゴンプリースト | 4.4% |
ズーロック | 3.4% |
トークンドルイド | 2.7% |
ミッドレンジシャーマン | 2.7% |
テンポメイジ | 2.4% |
ミッドレンジパラディン | 2.2% |
デッキタイプ別では「ミッドレンジハンター」が使用率が一番高いという結果が出ました。現在の環境ではハンターのデッキはほぼミッドレンジハンターであることが原因であると考えられます。また、「パイレーツウォリアー」も、先月ほどではないものの、未だに高い使用率は健在です。
ウンゴロ導入以後の新しいデッキタイプでは、「クエストウォリアー」「クエストローグ」「マーロックパラディン」が伸びています。「トークンドルイド」は、ミニオンを横に並べてバフで強化するタイプのアグロデッキで、これも今後は伸びていくことが予想されます。
おわりに
来月以降も(時間があれば)メタレポートを公開していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いします。
はすれこ!メタレポート 2017年3月
お久しぶりです。
明日から「大魔境ウンゴロ」がリリースされるタイミングで恐縮ですが、ハースストーン手動対戦結果記録ツールこと「はすれこ!」に登録された対戦データに基いて作成した、2017年3月のメタレポートをお送りします。
ユーザー数とマッチ数
3月中に対戦結果を登録したユーザー数:87
3月中に登録された対戦結果数:9219
ヒーロー利用率
円グラフが一ヶ月単位での集計、折れ線グラフが1日単位での集計です。
先月末の「精霊の爪」「ちんけなバッカニーア」の弱体化の影響を受けたシャーマンの使用率が大きく減少し、「ちんけなバッカニーア」を失ってもデッキの勢いが衰えなかった海賊アグロを擁するウォリアー、アグロデッキの減少によって台頭したコントロールデッキに強い翡翠ドルイド、「レノ・ジャクソン」のライフ回復と豊富な除去とて「カザカス」で多大なアドバンテージを取れるレノロックを擁するウォーロックの3つのヒーローが勢力を伸ばしました。中でもウォリアーはほぼすべての期間で利用率が20%を超えており、安定した人気を保っていたと言えます。
ただ、数は減ったとは言えシャーマンも利用率では上位をキープしており、特に月末のラダーでは「黄昏の鎚」を採用したアグロシャーマンが急増してウォリアーを追い越す現象も見られました。
デッキタイプ(比率が2%以上のもの)
「はすれこ!」に登録された対戦相手のデッキタイプの情報を元にした、デッキタイプ毎の使用率の推測値です(登録されたデッキタイプの登場比率とヒーロー毎のマッチ数に基づいて推測したもの)。
パイレーツウォリアー | 17.7% |
---|---|
翡翠ドルイド | 13.8% |
ドラゴンプリースト | 9.2% |
レノロック | 8.4% |
ミラクルローグ | 7.2% |
翡翠シャーマン | 7.0% |
アグロシャーマン | 4.9% |
ズーロック | 4.6% |
レノメイジ | 3.6% |
ドラゴンウォリアー | 2.9% |
テンポメイジ | 2.2% |
翡翠ローグ | 2.1% |
ミッドレンジシャーマン | 2.0% |
「パイレーツウォリアー」の使用率が飛び抜けているのが特徴ですが、「翡翠ドルイド」も先月と比べると大きく伸びています。逆に「アグロシャーマン」は大きく減少しました。
また、先月までは2%未満だった「ズーロック」の使用率が大きく上昇しているのが面白いところです。先月の弱体化修正でズーロックが戦える環境になったことが伺えます。
おわりに
来月以降も(時間があれば)メタレポートを公開していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いします。
はすれこ!メタレポート 2017年2月
お久しぶりです。
少し遅くなってしまいましたが、ハースストーン手動対戦結果記録ツールこと「はすれこ!」に登録された対戦データに基いて作成した、2017年2月のメタレポートをお送りします。
ユーザー数とマッチ数
2月中に対戦結果を登録したユーザー数:84
2月中に登録された対戦結果数:7995
ヒーロー利用率
円グラフが一ヶ月単位での集計、折れ線グラフが1日単位での集計です。
シャーマンの人気は2月中も変わらず、常に20%以上の使用率をキープしています。月末ラダーで30%以上になるのも先月と同様です。
ウォリアーもシャーマンに次ぐ利用率で、この2つのクラスの人気は相変わらずでした。
なお、参考までに「ちんけなバッカーニア」「精霊の爪」弱体後の3月第一週の集計を出してみたところ、シャーマンが大きく数を減らし、その代わりにドルイドが徐々に勢力を伸ばしていることが判りました。
アグロシャーマンが弱体化したことで、メタに変化が起こってきているのは間違いないようです。
デッキタイプ(比率が2%以上のもの)
デッキタイプ | 比率 |
---|---|
パイレーツウォリアー | 16.6% |
アグロシャーマン | 15.3% |
レノロック | 10.9% |
翡翠シャーマン | 9.4% |
ドラゴンプリースト | 8.2% |
翡翠ドルイド | 7.4% |
ミラクルローグ | 6.3% |
レノメイジ | 6.1% |
ドラゴンウォリアー | 5.7% |
ミッドレンジシャーマン | 2.9% |
コントロールウォリアー | 2.6% |
「はすれこ!」に登録された対戦相手のデッキタイプの情報を元にした、デッキタイプ毎の使用率の推測値です。
2月にTrack-o-botからデッキタイプを取得する処理に修正を行い、「翡翠シャーマン」を判別できるようになったので、その結果が反映されています。
「パイレーツウォリアー」「アグロシャーマン」の使用率が飛び抜けていることは先月と変わらず、前環境はこの2つがいわゆるTier1デッキであったことが伺えます。
なお、3月第1週の段階での使用デッキタイプを調べてみたところ、「翡翠ドルイド」の使用率が有意に伸びていることが判りました。次いで人気があるのは「パイレーツウォリアー」「レノロック」で、「アグロシャーマン」はやはりその数を減らしているようです。
おわりに
来月以降も(時間があれば)メタレポートを公開していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いします。
はすれこ!メタレポート 2017年1月
お久しぶりです。
ハースストーン手動対戦結果記録ツールこと「はすれこ!」に登録された対戦データに基いて作成した、2017年1月のメタレポートをお送りします。
ユーザー数とマッチ数
1月中に対戦結果を登録したユーザー数:83
1月中に登録された対戦結果数:9719
ヒーロー利用率
円グラフが一ヶ月単位での集計、折れ線グラフが1日単位での集計です。
月初ではウォリアーの使用率がシャーマンを上回っていましたが、それ以降はシャーマンが常に使用率がトップでした。特に月末のラダーでは30%以上にまで上がっています。
なお、円グラフでは表示されていませんが、パラディンの使用率は2.7%、ハンターの利用率は1.4%でした。レクサーさん…(´・ω・`)
デッキタイプ(比率が2%以上のもの)
比率 | デッキタイプ |
---|---|
14.02% | アグロシャーマン |
12.19% | パイレーツウォリアー |
11.82% | ミラクルローグ |
9.77% | ドラゴンプリースト |
8.25% | レノロック |
6.86% | ミッドレンジシャーマン |
6.48% | 翡翠ドルイド |
5.88% | レノメイジ |
4.61% | ウォーロック |
2.96% | ドラゴンウォリアー |
2.20% | コントロールウォリアー |
「はすれこ!」には対戦相手のデッキタイプを登録する機能があるので、それに基いてデッキタイプ毎の使用率を推測してみました。
頭一つ使用率が高い「アグロシャーマン」、それに続いて10%以上の使用率がある「パイレーツウォリアー」「ミラクルローグ」が、「はすれこ!」ユーザーにおける現環境でのTier1デッキと言えそうです。
おわりに
来月以降も(時間があれば)メタレポートを公開していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いします。
はすれこ! 2016年レポート
お久しぶりです。
ハースストーン手動対戦結果記録ツールこと「はすれこ!」ですが、2015年11月頃にサービスを開始してから何とかだいたい1周年を迎えることができました。
使って頂いている皆様に感謝します。
2016年も終わりということで、「はすれこ!」ユーザー数の推移、および年間を通したヒーロー利用率のレポートを作成しました。
ユーザー数
対戦記録を登録して下さった、月毎のユーザー数の合計です。
9月頃まではユーザー数は横ばい~やや減少傾向でしたが、10月を境に利用ユーザー数が伸び始めました。現時点で、総登録ユーザーは約1300名、12月に対戦記録を登録して下さったユーザーは160名程になりました。
本当にありがとうございます。
マッチ数
こちらも10月以降に伸び始め、結果的に1月の頃と較べて約3倍の登録数を記録しました。
リージョン
登録された対戦記録のうち、約75%はアジアサーバでのものでした。
「はすれこ!」のユーザーのほとんどは日本人だと思われるので、日本のハースストーンプレーヤーの7割以上はアジアサーバでプレイしていると解釈しても良いのかも知れません(主語が大きい?)。
ヒーロー利用率
「はすれこ!」に記録されたランクマッチのデータより、一週間単位で対戦相手のヒーローを集計しました。
新しいセットのリリース、あるいはパッチによるカードの修正がある毎に環境が変化し、ヒーローの利用率が変わっていることが判ります。
環境毎のデッキタイプを調べてみると、スタンダート導入以前の環境はシークレットパラディン、スタンダートが導入された「旧神のささやき」リリース後は環境後期でドラゴンウォーリアが制し、「ワン・ナイト・カラザン」がリリースされるとミッドレンジハンターやミッドレンジシャーマンが増えますが「パッチ6.1.3」の導入によってシャーマンが環境を支配するようになり、そして「仁義なきがジェッツァン」後は海賊シナジーを搭載した海賊ウォーリアやアグロシャーマンが増加したことが伺えました。
おわりに
「はすれこ!」は今後もぼちぼち機能の追加やスマートフォンに特化したインターフェースの改善などを施して行きたいとは思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
この手のレポートも定期的に作れるようになりたいですね…